うつフリーランス

元うつがフリーランスエンジニアになったら最高だった話

Share

会社員、ニート、フリーランス、ベンチャー企業創業メンバーと様々な働き方をした運営者のフリーランスエンジニア時代の話です。

表題の通り結論は、フリーランスエンジニアが最高でした。
本稿では、フリーランスエンジニアになるまでの経緯と良い点をご紹介。

フリーランスエンジニアになるまでの経緯

簡単な私の経歴は、大手IT企業から始まりますが、1.5年でうつ退職しうつニートに転身。約2年の試行錯誤を経て、フリーランスエンジニアとして社会復帰を果たしました。そして今現在、会社員時代の同僚の会社で働きつつベンチャー企業を創業に携わっています。

うつニート時代にリハビリ活動をしつつ様々な人たちと会い、IT以外の仕事を模索したことで自身の嗜好性などが再認識され、考えが整理されました。そして、またIT業界に戻りたいと思うようになりました。

とは言ってもサラリーマン時の諸先輩の姿や雰囲気には違和感を覚えていました。また、ベンチャー企業に飛び込む勇気もないし5年、10年も同じ日々を繰り返すことも苦痛だと思ってしまいました。
バイトでも良いとにかく次に繋がる場、充実した日々を送れる場に身を置きたいと考えていました。

これらを見事叶えてくれたのがフリーランスエンジニアという働き方だった訳です。
給料は予想の倍、やらされている感もなく自分のペースで働き、自身の市場価値をダイレクトに感じる程よい緊張感により充実した毎日を過ごすことが出来ました。

フリーランスエンジニアの良い点

フリーランスエンジニアになり、3ヶ月が経った頃のメモを元に良かった点を4つご紹介。

報酬

まず、よく見る宣伝文句の報酬面です。

フリーランスエンジニアになるには多くの場合、エージェントを介することになると思います。
レバテックフリーランスが有名どころ。その営業マンが担当として参画する案件を提案してくれるという形です。

当時の私の担当営業マン曰く、1人あたりの売上は最低42万円/月とのことでした。
この売上というのはエンド企業(エンジニアを雇う企業)が支払う金額ですのでエンジニアの手取りではありません。この売上から仲介料が2-3割引かれ、源泉徴収などその他諸々が引かれ30-35万円がエンジニアの手元に残ることになります。
要するに、フリーランスエンジニアの最低報酬は30-35万円になるということです。
また、確定申告をすると源泉徴収分が還付されることがほとんどなのでもう少し増えると考えていいです。

ちなみに、当時の私は売上53万円、手取り46万円でした。
補足としてこの数字は一般的な相場よりもかなり高くなっています。理由は、仲介手数料にあります。
上述した通りエージェントの仲介手数料の相場は、2-3割。私の場合、知人の好意で仲介手数料を抑えることが出来ました。

アルバイトでもいい!という思いだったのでこの金額でのオファーに歓喜しました。

採用、就業開始までスピード感

採用までの流れは、担当営業マンにスキルシート(経歴書)の作成から始まります。それを提出し、担当営業マンから約42~53万円という数字を提示されました。この数字に私が納得した為、この数字とスキルシートを元に担当営業マンがエンジニアを雇用したい企業に売り込みし、関心の企業と面談へと進みます。この1度きりの面談で採用が決まりました。フリーランスエンジニアの友人数人も同じでした。

面談の内容は、先方から経歴書記載内容の確認、期待している仕事内容、PC貸与の有無や開発環境など働き方に関わる内容、その他条件面に関する質問や説明を受け、こちらから希望条件を伝えるというものでした。お互いに良いと思えば契約成立。片方がNGであれば契約不成立という学生時代の就活とは違い、企業と対等な立場ということも新鮮かつ心地良さがありました。
また、間に担当営業マンがいるので直接交渉することも変に気を遣うこともありません。「合わない」という一言で問題ありません。

一般的な転職活動では2回ないし3回面談をします。そして、結局断られるなんてことがよくありますが、フリーランスエンジニアとしての面談ではそれがありません。実際に、面談から数週間で働き始めました。

いい意味での緊張感

契約が成立するとまずは2-3ヶ月間の契約となります。
いずれかが契約を終了したい場合、1ヶ月前に相手方に通知することとなっています。契約終了の際もスピード感があります。

この点は、フリーランスエンジニアという働き方のデメリット、リスクと言えるでしょう。
その為、のほほんとサボったりして求められるパフォーマンスを発揮出来ないと即契約終了されます。
容易に解雇出来ない正社員では、環境に慣れ惰性で会社に行き、サボり、出来るだけ仕事をしないようにする人間もいることがあります。しかし、フリーランスとなるとそのような仕事をしていては契約を打ち切られてしまう為、そのような状況に陥ることは少ないはずです。こういった環境である為、いい意味の緊張感となり仕事に打ち込めました。

雇用側からしてもフリーランスは多くのメリットを生み出す存在であると言えます。

良質な人間関係

私が参加した案件した案件のメンバーは、全員がフリーランスでした。
いつ契約を打ち切られてもおかしくない環境に身においている方々だからか技術レベルがかなり高い方々ばかりでした。それに加え、コミュニケーション能力も高い方が多かった。

気質が全く会社員時代の先輩方とは異なるものでした。
フリーランスエンジニアの性質上、様々な現場を経験することになる為か皆さん気持ちよくコミュニケーションが取れる方ばかりでした。例えば、偉そうな先輩や嫌味な上司といったような方がいませんでした。フリーランスとなるとお互いに一人の事業主。業務内外問わず、基本的には「さん付け」&「敬語」で年齢などは関係なくあくまで対等に尊重を持って接してくれました。

気持ちよくコミュニケーションの取れる技術面、人間的な面も私よりも経験豊富な方々ばかりであった為、食らいつくように学び、意識高く毎日を過ごすことが出来ました。

これらはあくまで私の参加した案件での話であり、フリーランスエンジニアとして参加する全て案件に当てはまる訳ではありません。しかし、一人の事業主として扱われる為、会社員のような人間関係になることは極めて少ないと思います。
嫌な現場であった場合、契約を解除すればいい訳です。

まとめ

本項では、経験に基づく私の思うフリーランスエンジニアの良い点をご紹介しました。
私は、フリーランスエンジニアになり経済面、労働環境面、人間関係面、技術面、すべてをとって最高の職場と出会うことが出来ました。
私のように「マイペースに尊厳のある働き方をしたい!」という方にはフリーランスエンジニアという働き方はおすすめです。

今の生活に何か物足りなさを感じている方は、我慢したり目をつぶったりせず早めに何らか形で行動を変えてみることをおすすめします。
動いた結果、やはり今のままがよいと判明すればそれも良し、環境を変えることを決意しても良し。
まず、行動してみる。できない理由、やらない理由を考え、何も行動しない癖は絶対に直した方が良いです。
取り返しの付かないことになります…

フリーランスエンジニアになる上での注意点や初心者向けの記事も書いていますので【次に読む記事】をご参照下さい。

Share
スポンサードリンク

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA